腱板断裂は手術しないと治らない?|保存療法との判断基準を専門医が解説(明石市)
肩の痛みや腕の上がりにくさで受診し、「腱板断裂の可能性があります」と言われて不安になっていませんか?
- 手術は必ず必要?
- リハビリで治る?
- 放置するとどうなる?
このような疑問を持つ方は非常に多くいらっしゃいます。
本記事では、肩関節を専門とする整形外科医の立場から、腱板断裂で手術が必要になるケースと保存療法で対応できるケースをわかりやすく解説します。

腱板断裂は自然に治るのか?
結論から言うと、一度完全に断裂した腱板が自然に元通りに修復することは基本的にありません。
腱板は血流が豊富な組織ではないため、断裂部が自然癒合する可能性は低いとされています。
ただし重要なのは、
❗ 断裂=必ず手術ではない
という点です。
症状や断裂の程度によっては、保存療法で日常生活に支障なく過ごせるケースも多く存在します。
保存療法で様子を見ることが多いケース
一般的に、以下のような場合はまず保存療法が検討されます。
- 痛みはあるが腕がある程度上がる
- 小断裂・部分断裂
- 高齢で活動性が高くない
- 手術リスクが高い基礎疾患がある
保存療法では主に
- リハビリテーション
- 注射治療
- 内服治療
などを組み合わせて症状の改善を目指します。
手術を検討した方がよいサイン
一方で、以下のような場合は手術を前向きに検討することが多くなります。
- 腕が上がらない(挙上困難)
- 夜間痛が強く生活に支障
- 外傷後に発症した断裂
- 保存療法で改善しない
- 若年〜活動性が高い方
特に外傷性腱板断裂では、状態によっては早期に手術を検討した方がよい場合があります。
放置するとどうなる?
腱板断裂を長期間放置すると、
- 断裂サイズの拡大
- 筋萎縮・脂肪変性
- 修復困難例への進行
- 腱板断裂性関節症
へ進行する可能性があります。
すべての方が悪化するわけではありませんが、症状が続く場合は一度専門医の評価を受けることが重要です。
当院での腱板断裂治療の考え方
当院では、いきなり手術を勧めることはありません。
まずは
- 症状
- 年齢
- 活動性
- 断裂サイズ
- 生活背景
を総合的に評価し、保存療法で改善可能かを慎重に判断しています。
その上で、手術が望ましいと判断した場合には、十分にご説明のうえ治療方針をご提案しています。
手術をご検討中の方へ
「夜間痛が続く」「腕が上がらない」「3か月以上改善しない」場合は、一度ご相談ください。
当院では肩関節専門医が診療を行っており、患者さんの状態に応じて保存療法〜手術まで一貫対応しています。
院長 立原久義
当院の手術件数・実績については、
下記ページで詳しくご紹介しています。
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