体を柔らかくしたい!180°開脚は目指せる? 理学療法士が3か月間、自分の体で検証してみました!
こんにちは。
たちはら整形外科・肩とスポーツのクリニック、理学療法士の川原智貴です。
「昔より体が硬くなった」
「開脚が全然開かない」
「ストレッチって本当に効果があるの?」
患者さんから、このような質問を受けることがよくあります。
実は私自身も、かなり体が硬いタイプです。
「理学療法士だから体は柔らかいんでしょ?」
と言われることもありますが、全くそんなことはありません(笑)。
そこで今回は、
『3か月間、本気でストレッチを続けたらどこまで柔らかくなるのか?』
を、自分自身の体で検証してみました。
ストレッチが体に与える効果や、最新の研究で分かっていることも合わせてご紹介します。

まずは私のスタート時点です

写真を見ても分かるように、
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骨盤が後ろに倒れている(骨盤後傾)
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体幹を前に倒せない
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膝が曲がってしまう
という典型的な「体が硬い人」の姿勢でした。
正直、この時点では180°開脚はかなり遠い目標でした。
ストレッチにはどんな効果がある?
ストレッチには様々なメリットがあります。
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✔️ 柔軟性・関節可動域の向上
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✔️ ケガの予防
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✔️ スポーツパフォーマンスの向上
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✔️ 血流改善による疲労回復
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✔️ リラックス効果
スポーツをしている方だけではなく、
デスクワークが多い方や運動不足の方にもおすすめです。
なぜ体は柔らかくなるのでしょう?
昔は
「ストレッチをすると筋肉そのものが長くなる」
と考えられていました。
しかし近年の研究では、それだけでは説明できないことが分かっています。
現在では、
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✔️ 筋肉の硬さ(筋スティフネス)が低下する
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✔️ ストレッチの刺激に身体が慣れる(ストレッチ耐性が向上する)
ことが、可動域を広げる大きな理由と考えられています。
つまり、
筋肉が劇的に長くなるというより、「伸ばされることに身体が慣れる」ことが重要なのです。
筋肉はゴムではなく「粘土」のような性質もあります
筋肉には
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✔️ ゴムのように元へ戻ろうとする性質(弾性)
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✔️ ゆっくり引っ張ると少しずつ変形する性質(粘性)
があります。
30秒程度ストレッチを続けるだけでも、徐々に柔軟性が高まることが分かっています。
効果的なストレッチの強さは?
「痛くない程度でいい」
と思われがちですが、
研究では
少し痛いと感じる程度
のストレッチの方が、柔軟性は向上しやすいことが報告されています。
もちろん我慢できないほど痛くする必要はありません。
『少し痛いけれど、気持ちよく伸びている』
くらいを目安にしましょう。
毎日まとめてより「週3回以上」が効果的
ストレッチは
「時間」
よりも
「頻度」
が重要です。
同じ合計時間でも、
週1回まとめて行うより、
週3回以上に分けて行う方が柔軟性は改善しやすい
ことが報告されています。
私が3か月間続けた内容
今回私が実践したのは、
① ハムストリングスのストレッチ

② フォームローラーを使ったリリース

③ お尻(殿筋)のストレッチ

④ 内転筋(内もも)のストレッチ

これらを中心に約3か月継続しました。
3か月後の結果は?

正直、自分でも驚きました。
3か月前と比べると
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✔️ 開脚角度が大きく改善
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✔️ 骨盤が立ちやすくなった
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✔️ 膝が曲がらなくなった
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✔️ 体幹を前へ倒せるようになった
という変化がありました。
180°開脚にはまだ届いていませんが、
「体は変わる」ということを、自分自身が実感しました。
やってみて感じたこと
今回、自分の体で試してみて感じたことがあります。
それは、
柔軟性は才能ではなく習慣だということです。
最初の1か月はほとんど変化を感じませんでした。
「本当に柔らかくなるのかな…」
と思うこともありました。
しかし、続けていくうちに少しずつ前屈しやすくなり、
ある日、写真を比べると明らかに違いが出ていました。
患者さんにも
「続けることが大切ですよ」
とお話ししていますが、
今回、自分自身が身をもってそれを体験することができました。
ストレッチを成功させる3つのポイント
ストレッチを続けるなら、
✅ 少し痛いくらいまで伸ばす
✅ 1回30秒以上
✅ 週3回以上続ける
この3つを意識するだけでも変化は期待できます。
まとめ
ストレッチで体が柔らかくなるのは、
筋肉が単純に長くなるだけではありません。
筋肉の硬さが改善し、
ストレッチに身体が慣れていくことで、
少しずつ可動域が広がっていきます。
今回、私自身が3か月間ストレッチを続けた結果、
柔軟性は確実に改善しました。
もちろん個人差はありますが、
「体が硬いから」と諦める必要はありません。
最後に、今回一番伝えたいことがあります。
ストレッチにセンスはいりません。
必要なのは、
「継続すること」だけです。
体が硬くて悩んでいる方は、ぜひ今日から少しずつ始めてみてください。
当院では理学療法士による運動指導を行っています
「ストレッチをしても改善しない」
「股関節が痛くて伸ばせない」
「どのストレッチが自分に合っているか分からない」
そのような方は、お気軽にご相談ください。
理学療法士が身体の状態を評価し、一人ひとりに合ったストレッチや運動方法をご提案いたします。
執筆:理学療法士 川原 智貴
監修:医師 立原久義(たちはら整形外科・肩とスポーツのクリニック 院長)



